~落書き帳「○△□」~
前回、前々回の落書き中に思いついたことがあります。それは「145.二十面十二面体の外接球と双対多面体」で作った菱形三十面体を観察し直すことです。
「パネルで多面体」を使ってアクリルボックス内に構成した菱形三十面体の各面は、合同な黄金菱形です。その菱形がつながった帯を観察すると、面数は10で、その帯はすべてジグザグ型でした。理由は、辺に沿って隣り合うどの2頂点でも、一方には鈍角だけが3つ集まり他方には鋭角だけが3つ集まっているからです。
そこで今回は、ジグザグ型帯を用意して巻き付ける代わりに、一本の帯を構成する10面に赤い色を塗ってみました。すると、黄金菱形十二面体の一部が浮かび上がってきました。
さあ、例によってこの赤い帯の部分を「中身ごと、だるま落としのようにスコーン!」。しかし、現れたのは黄金菱形十二面体ではありません。面数20の「黄金菱形二十面体」、新種の登場です。