~落書き帳「○△□」~
「三春まちなか寺子屋」も早いもので第10回を終え、残すところ2回(11月11日、12月9日)となりました。今回の落書きは、先日行われた第10回の話題の紹介です。
お詣りしたのは「七草木天神社」。江戸彼岸桜の大木の根元にそっと寄り添う、小さな祠でした。
氏子の方々のお世話で見せていただいたのは、横120㎝ほどの額。そこに幾何の問題が5問記されていました。明治17年に奉納された額ですが、図も文字も何とか読み取れました。
ここに紹介するのは、その第3問です。
【問題】
今有如図直内隔斜容甲乙丙円
只云乙円径九寸
問丙円径 (明治17年奉納 佐久間派社中)
【題意】
左図のように長方形があり、その内に斜(線)を
隔てて、甲円1個、乙円2個、丙円1個が容れて
ある。乙円径を9寸として、丙円径を求めよ。
原図で見えにくい箇所がありますが、問題文で補えるでしょうか。