~落書き帳「○△□」~
落書き「51」で三春町諏訪神社に現れたウルトラマン38号。その隠れ家が発見されました。
田村郡上石村(現郡山市中田町上石)の国見山稲荷。ここに現存する算額の中に潜んでいたのです(明治11年、落書き「7」参照)。それも、頭を床と壁に押し当てて、倒立した姿で。
【問題】
今有如図鈎股引長而設全円其内容圭形及等円三個
只云鈎股弦三和一百二十寸
問等円径如何
答曰等円径四十五寸
術曰置三個七分五厘乗只云得等径合問
(上石村 岩崎忠隆)
(原文では、「鈎股弦三和一十二寸」となっていますが、誤記と思われます)
諏訪神社では、「等円(目、口)径が3寸のとき、全円(顔の輪郭)径は何寸?」でした。答曰、8寸(38号の由来)。3/8=0.375、これが国見山稲荷の術にある比率です。
では、なぜこの比率を「只云」すなわち「鈎股弦三和」に掛けたのか。
額に収まって話せない38号は、その理由を体(頭)で表現していた! という一席。
いかがでしたか。
【38号の声なき声】
(僕の頭は、鈎股弦の傍接円だよね。しかもこの場合、直角三角形の斜辺に接する傍接円。
だから計算いらずさ。ヒントは…、「オ、リ、ガ、ミ」)