~落書き帳「○△□」~
前回に続き、4月の三春まちなか寺子屋から。厳島神社天井算額第2問のご紹介です。
【厳島神社:第3問】
今有如図半円
内設二斜容大中小方
只云中方辺若干
問小方辺術如何
術曰置二分五厘開立方以減一個余乗中辺
得小辺合問
(明治18年、渡邉三治 撰)
(今、半円が与えられている。その中に図のように2本の弦を引き、大正方形1個と中正方形2個が入るようにする。さらに、大、中の正方形と弦で囲まれた部分に小正方形を入れる。このとき、小正方形の辺の長さを中正方形の辺の長さで表せ)
術に曰く、 (小辺)={1-0.25^(1/3)}×(中辺)
とあります。0.25^(1/3)は 0.25 の立方根(3乗根)のことですが、平方根(2乗根)でないところが目を引きます。
この図を見て、中川さんから以前戴いたレポートの問題図を思い出しました。落書き「54. 東方見聞録」に掲載しましたので、そちらをご覧ください。
この機会に、中川さんのレポート(原本)を「街角の原っぱ」に掲載しておきましょう。