~落書き帳「○△□」~
前々回に載せた図の一つを取り上げ、水無月の課題とします。
第9回【街角の問題】
今有如図方、内隔三斜容等円四個
只言、方斜五十四寸五分六厘
問等円径幾何
(明治二十三年 福島郷社稲荷社)
以上、文献(『福島の算額』)に記された問題文ですが、ここでは
「正方形の対角線(方斜)の長さを a として、
等円の直径を a で表せ」
として出題します。
原文では何故「方斜」を、それも「五十四寸五分六厘」という中途半端な数値で与えているのか。解いてみれば分からなくもありませんが、ここでは不問としておきましょう。